忘れものを探しにポルトガル6(歴史的な村:ベルモンテ)

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ポルトガル2016



ソルテーリャの観光を終え、車で戻ってきました。

ホテルのある「ベルモンテ」の町というか村。

このベルモンテも同じく歴史的な村々の一つになっているようです。


このベルモンテの城跡脇の看板に載っていた12の村名が歴史的な村々なんだと思います。


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ベルモンテは、ソルテーリャと比べると町といっていいレベルの大きさとか家並みだと思いました。

時間が遅かったので行けなかったのですが、博物館も数カ所あるようでした。



この町に興味を持ったのは、昔迫害されたユダヤ人が隠れ住んでいた村ということを知ったからでした。


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ここは、ポルトガルのこの辺りらしく、やはり緑の大自然に抱かれて点在している村々の一つでした。


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歴史的な経済や人の流れは分かりませんが、今でも経済を牽引しているポルトガルの西側沿岸部の町に比べてこのスペイン国境寄りのエリアは、ポルトガルの代表的な山脈、エストレーラ山脈の山懐に抱かれた緑深い自然と昔の面影を残したゆっくりした時間の流れるエリアなのだと思います。


間違っているかもしれませんが、私の感覚では日本で言うと、日本列島の太平洋沿岸の東京、名古屋、大阪と大都市が並んだエリアに対して、中央アルプスの向こう側の日本海側の農村の穏やかさといったイメージです。

なので隠れ住むにはぴったりだったでしょうね。


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村というよりも小さな町といった大きさに感じたこの集落の中には、ユダヤ人街というのがあって地図を辿って行ってみました。


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集落の東端のエリアがユダヤ人街のようです。この辺りかな?といった辺りでこの朽ち果てた家・・・隠れ住んだというストーリーが浮かぶようです。(勝手な想像です)


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ユダヤ人街の中に新しめのシナゴーグ。
観光客など殆どいないこの集落の中で珍しく人混みになっていました。


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聞けばこちらは、ユダヤ人の尊敬する人物の記念のシナゴーグのようでした。

第二次世界大戦中、ヨーロッパのユダヤ人をリトアニアの杉原千畝ばりに助けた人物の出身地とか何とか言っていたような気がします。

この人物のお陰でアメリカで生き延びたユダヤ人の寄付で後年建てられたシナゴーグで、混み合っていた観光の人達は、アメリカからの観光客でした。


国も宗教も文化的な背景、時代も違えど、日本人の杉原千畝、そして仏教の国、日本の中で生き延びた隠れキリシタンみたいな隠れジューイッシュ・・・このエピソードを聞いた辺りから、人間臭さというか営みの歴史を感じてとても愛おしい気のする町歩きとなったことを覚えています。


確かに見た中ではユダヤ教の星のマークって見かけませんでした。


どこまでがユダヤ人街だったのかは分かりません。すでにキリスト教徒のエリアになっていたのかもしれませんが、町中で見るのはキリスト教のものばかりでした。


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ここからは宗教色はちょっと置いておいて・・・ラブリーな家並みや・・・


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ちょっと寂れた風の通りなど・・・


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物好きEkaterinaYoghurtのぶらぶら路地裏歩きの写真たちです。


この町もやっぱり大きな岩を上手く利用しながら町つくりが行われている様子が見られました。


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住人も猫も犬も・・・きっと馬も・・・私たちのような旅人も・・・昔から沢山の人の往来を受け止めてきた石畳なんでしょうね。


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オバチャマ達の井戸端会議・・・きっとおばあちゃんもひいおばあちゃんも、ずっと昔からのお隣さん同士。気心知れた人たちに囲まれて暮らすって、本来は当たり前のはずなのに現代日本人の私たちには羨ましいです。


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分かれ道・・・そんなに迷う必要はないんです。小さな集落の中ではまたきっとすぐどこかでぶつかるんですから。


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窓の上には「1843」の文字。当然メンテナンスの行われているお家なのでしょうがこれが現役。しかもこの程度のお家ってまだ新しい方なのでは?・・・素晴らしいですよね。


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ちょっとしたスクエア。正面は閉まっているけど地元住民に親しまれているカフェか食堂なんじゃないかな?行ってみたいな・・・


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落書き。これは醜悪というよりは、力を感じてついパシャリ!
こんな風に寂れがちになりがちな田舎の集落にはこのくらいの躍動はあっても良いのではないでしょうか?


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ただでさえ高台の町ですが、もう少しだけ高い所に行ってみましょうか。。。


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一番高い所で青空に浮かぶ城跡です。


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同じ敷地内に教会。


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鐘楼。


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城跡のすぐ下が墓地。こんな絶景のところに眠れるなんてなんて幸せな住人たちなのでしょう。


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城跡の入り口に向かう通路には、石畳の間にこんなに沢山の野の花。


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人が踏みしめるはずの道にこんなに野の花が咲いているって・・・どんだけ人が少ない観光地なの・・・ってね(笑)


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初めて魅了されたのは、ポルトガルの空の青さでした。伸びやかな空気とこの青い空。あの最初の感動が再び呼び起こされました。


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ずいぶん陽が傾いてきましたから・・・


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ホテルに戻ろうと思います。



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4 Comments

Yottitti  

盆地みたいなところで、高低差がある街は眺めがいいですね~
石畳の美しい、古くて歴史ある建物がいっぱい~
また都市部でないからか、高い建物も少なく、人々の暮らしにも密着してるところですね
かわいいお家やお花がいっぱいで~、日々の暮らしを思い描くとうらやましくなっちゃいますね

そしてユダヤ人街というと、荒れ果てた感じが寂しげですが、奥まった隠れ家みたいな人間臭さを感じるところですね

2016/07/04 (Mon) 21:02 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt   

Yottittiさんへ

小高い丘の上の町からの眺め、周囲は緑の大自然、大絶景だし、こんな場所での暮らしは羨ましい限りですよね。

ただ自分だったら、こんなところに長くは暮らせないんだろうなと思うんです。退屈して・・・
こんな自分って可哀想で残念だなと思います(^^;;

写真で荒れ果てた家を撮りましたが、これはほんの一部の例外です。
ですが、すごい迫力で何か物語を感じるような風情でした。

ラブリーなお家が多いこの町、大観光地ではないですが、ちょっと観光といった程度には持ってこいの所だと思いました^ ^

2016/07/04 (Mon) 23:11 | EDIT | REPLY |   

bonzofire  

素晴らしいですね! 僕も路地裏歩き、それもこんな田舎街が大好き。
同じことばかりいってゴメンなさいですが、もう都市部分、宮殿、教会よりも、
こんな田舎町で、自然と一体化した人の生活が実感できるようなところでしばらく暮らしてみたいです。
ちなみにぼくは、モンサントにいきましたよ!

2016/07/06 (Wed) 22:45 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt  

bonzofireさんへ

その通りです!有名観光地もいいですけど、こんな田舎の小道をのんびりとゆらりゆらりと歩いている時が、旅行先では一番幸せな瞬間だと思います。
こんなところでしばらく暮らす・・・。
はい、・・・実は既にこの町内に1ヶ月14万円程度で借りられる1ベッドルームの小さな別荘(70〜90平米)を見つけました^^
リタイアしたら、ここに1ヶ月程度住んでみたいです。モンサント辺りにも海外からの移住者が結構いるらしいですよね。
あ、私もモンサントには行きたかったのですが、もうちょっとのところまで行きながら足を延ばすことが出来ませんでした・・・残念です^^;

2016/07/08 (Fri) 14:23 | EDIT | REPLY |   

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