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2017-10

ポルトガルの空の下14(シントラ宮殿) - 2015.08.08 Sat


シントラ最初の観光は、王宮(宮殿)です。


王家の夏の離宮だったところだそうですよ。


遠目からの外観は白く、どちらかというと素朴・・・


DSC02843.jpg


に見えたのですが、近寄ってみると誤解でした。


DSC02923.jpg


シンプルなだけで細部は凝っているんですよね・・・


DSC02926.jpg


窓の縁の凝った彫刻は、これもマヌエル様式でしょうか。


そして内部を見たら、素朴な訳がないと当初の印象を完全に撤回せざるを得ない素晴らしく豪華な建築でした。





まずはその歴史。

その昔、イスラム教がイベリア半島を支配していた時代から始まったそうです。

現在残っている大部分は1415年頃からの建物らしく、増築される間にゴシック様式、マヌエル様式、イスラム様式が混在する建物になっていったという個性を持ちます。

ポルトガル国内で最も保存状態の良い中世の王宮とのことです。





ではチケットを購入しましょう。


一番上の写真を見て下さい。

王宮の正面、扇型の低い階段を上がり、アーチをくぐって左側。

売店などがあるエリアでチケットを購入します。

受付のお姉さんが、他にどこに行きたいか聞いてくれます。

私には、ムーアの城跡とペーナ宮殿との共通券を勧めてくれました。

そして、ここではリスボアカードに威力を発揮してもらいましょう。
リスボアカードについて

共通券の割引とリスボアカードの割引で26.69ユーロで共通チケットを購入出来ました。

別々に正規価格で購入すると32ユーロかかるチケットですから、現在のレートで日本円で約743円くらいの割引です。

(大した割引額ではありません。節約派にはありがたいような気がしますが、そもそもリスボアカードは随分払って買ってますからね。)


三枚綴りのチケット





これがレシート








内部の見学に参りましょう。

ハイライトと思ったところを紹介したいと思います。



「白鳥の間」


DSC02853.jpg


天井のそれぞれ別のポーズの白鳥の絵にちなんで呼ばれている間だそうです。

壁のタイル、調度品、シャンデリア、どれを取っても豪華です。

見学コースの最初の辺りのお部屋だったし、大きな長細いお部屋だったのでレセプションホールかダンスホールみたいな使われ方をしたのではないかしら~?なんて思いながら見学しました。


小さな中庭の向こうに見えたのは、このブルーのお部屋。


DSC02858.jpg


中庭に開かれているこのお部屋は「cool room」だそうです。

ブルーのタイルの美しいこのお部屋は目にも確かに涼やかですね。


cool room前の中庭から続くお部屋は「鵲(カササギ)の間」


DSC02864.jpg


天井一面の鵲の絵


DSC02869.jpg


このお部屋は王様のプライベート執務室として使われたそうです。


昔から使われていた絨毯なのか?が、いまだに敷かれていることにびっくり!
もうハゲハゲでした。


DSC02866.jpg



あるお部屋の壁のタイル


DSC02873.jpg


古くて緻密で色が綺麗。

ま、全部がこのレベルですけどね。



宮殿内の沢山のお部屋や調度品などを見ながら進み、目が慣れてきていたにも関わらず、このお部屋の入り口に立った時には「ハッ!!!」というより「エ~~~ッ!!!」と心の声と共に目を奪われてしまいました!


DSC02882.jpg


金色に光る高いドーム天井、壁という壁には青いタイル、アズレージョが張り巡らされています。


DSC02881.jpg


「紋章の間」だそうです。


ドーム天井のトップに王家の紋章。


DSC02885.jpg


下方には72家のポルトガル貴族の紋章。


DSC02884.jpg


壁のアズレージョは狩猟の図だそうです。


DSC02889.jpg


いやはや・・・豪華にも程があるでしょうという感想しか当初出てきませんでした。


DSC02890.jpg


DSC02888.jpg



ヨーロッパのお城にもかなり行った中で、ヴェルサイユ宮殿は確かにすごかったけど・・・

かつてお城や宮殿として使われていた素晴らしいとされている遺産でもやっぱり現役のお城や宮殿には敵わないなという感想を持っています。(当たり前?^^;)

ですが、このシントラ宮殿は、保存状態が良いというだけあって、又、かつてのお金持ち国らしく、このお部屋で完全に圧倒されてしまい、「シントラ宮殿は凄い!」っていう感想しかないですね。




礼拝堂はこじんまりした王室ファミリーの為の・・・といった規模のものでしたが、


DSC02898.jpg


天井はイスラム様式の図柄、壁一面の鳩、手前のびっくりするほどの美しいグリーン達のタイルなど・・・

ここに王様、お妃さま、王子、幼い王女が豪華な衣装をまとって手を胸の前に組み、静かに跪いてお祈りしている様子が見えそうな・・・そんな錯覚を覚える小さな空間でした。



台所

DSC02904.jpg


お城の塔のように外観のアクセントにもなっている煙突は30メートルを超えるそうです。
(最初の写真の外観に見える円錐形の塔)


DSC02910.jpg



以上が、私の思うハイライトですが、ブログに載せきれないほどの美しいタイルや調度品類が、どの箇所も全く手抜きなく施され、置かれていました。



いやはや恐るべし!ポルトガル・・・


私の中では現在のヨーロッパの中でも垢抜けない、経済も不安な国というイメージが先行してしまっていましたが、お金持ちだったということはどういうことなのか?ということをこの宮殿で存分に分からされたような王宮見学という経験でした。



さて、この後はこの宮殿から見える景色の山のトップに見える廃墟のお城に行ってみたいと思います。


DSC02849.jpg




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● COMMENT ●

NoTitle

紋章の間、すごいですね~貼り過ぎです(笑)!

あ、でも個人的にはカササギもじわじわ来ました^^

礼拝堂の雰囲気も魅力的ですね。緑のタイルとか、独特の
雰囲気があって好きです。

シントラ、行ってみたい街なのでレポ嬉しいです。
続きも待ってますね^^

さえさんへ

シントラは、さえさんも気になっていらっしゃる場所ということで、現地でコメントをいただいたことをよく覚えています^ ^

前回載せた写真のカフェで、さえさんにコメント返信したんですよ。

カササギの間、じわじわくるって^ ^・・・さえさんらしいと思いました。
ちなみにWi-Fiありでした(^^;;


過剰なほどの装飾なのに下品にならずにまとまっているところが、庶民の成金とかではなく、王家のものなのでしょうね。さすがだなと思いました。


NoTitle

僕も、紋章の間、ブルーの部屋がすごいとおもいました。 で、やはり、ここにもイスラムからの影響があるんですね。とくに、紋章の間の天井は、ぱっと見た瞬間、イスラムの幾何学模様、、のように見えるのですが、こちらは貴族の紋章とかが飾られていて、全然違うものになっているわけですね。  いずれにせよ、ポルトガルもスペインも一時大航海時代の雄ですからね。それなりの財産はもっているでしょう! 

NoTitle

王宮は撮影不可のところが多いですが、こうして見せてもらうと、その華やかさにびっくりです~!
建物とは裏腹に、紋章の間の天井のきらびやかさ、そしてブルーのアズレーションが美しいです
一時代を築いたその歴史を物語ってるようで素敵です
いろいろな文化が融合していて、なかなか興味深いです

bonzofire さんへ

歴史的な経緯からしても地理的にもイスラムとかアラビックっぽさは随所に見られますね、やっぱり南欧、ポルトガルは。

紋章の間は、唸りました♪
恐らく一時はヨーロッパ、いや世界の雄だったはずのポルトガル、その後の流転の王家の歴史はあったにせよ、当時の財力たるや想像をはるかに超えるものだったのだということがよく分かる宮殿でした^ ^


Yottitti さんへ

王宮の見学、撮影、現在のポルトガルは経済が芳しくなく観光業は大きな収入源のようで、なりふり構っていられない実情があるのだろうと思います。
よくぞ残っていてくれたと思うポルトガルのみならず、人類の遺産だと思います♪

アズレージョは、ホントにどこもかしこも素晴らしく陶酔してしまいました。
紋章の間は、まるで宝石箱の中にでも入ったような美しさでしたよ^ ^


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