あの夏の今日

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日記


(これは、昨日の夜に書いたものです。
なので、今日というのは全て昨日のことです。)





前述のとおり、予定の無い赴くままの連休を過ごしているからでしょうか?

それで意外に心か気持ちが解放されて
いるのかもしれません。



今日は、急に昨夏、シチリアで食べたカポナータの味を思い出したり・・・

ジムの帰りにスーパーの棚に並んだトマトジュースを見て、
突然、19歳のジリジリとした暑い夏のことが脳裏に蘇ってきたりしてました。



そんなこんなで、夜ゆっくり過ごしているときに、
今日が7月23日ということに気が付きました。


7月23日のある夏の夜のある瞬間のことだけ強烈に覚えているのです。


よく覚えているのに、その後、その当日と同日に思い出したことはなかった気がします。



その日は、ある男性と2回目のデートの日だったんです。

仕事を終えて、約束の時間に約束の場所に向かいました。

とても緊張していたんだと思います。

緊張とワクワク感と・・・


23歳の夏。


まだあんまり知らない相手だったのだけど、
ちょっとしたキッカケで知り合って・・・

初デートのちょうど一週間後くらいだったと思います。


2回目のデートって、初デートと違った緊張感がありますよね。

1度目に楽しく過ごして、相手のことを少し知って、
2回目は、少し知った彼をもう少し知ることになる。

だけど、今日の私は彼の好みかしら?
楽しい会話が出来るかしら?
話題は途切れないかしら?


なんて、なまじ情報が増えているだけに不安と緊張が高まります。


今後も繋がっていけるかしら?・・・なんて期待も高まっていますからね。


そんな緊張感とワクワク感がない交ぜになった、当時の平凡な日常の中では異常な昂りの気持ちだったのだろうと思います。


待ち合わせは、駅のホームでした。

なに駅だったか覚えてないんです。

だけど、おそらく東京駅。


ジリジリと暑い夜、ホームの雑踏の中、彼を探している一コマが、
強烈に私の記憶の中に残っているのです。


携帯の無い時代でしたから、彼と無事に会えるかしら?
と雑踏に紛れて、人波に飲み込まれながら、
視界の先で彼を探す私の焦る気持ちと
ざわついた都会の熱帯のような暑さが妙に重なって、
強烈に記憶に残っているのかもしれません。


着ていた服も覚えてるんです。


薄黄色の膝上丈のキュロットスカート、その当時の私のお気に入り。白のブラウス。

この上なく爽やかで清楚だけど、キュロットの醸し出す少しの活発さが、その当時の私らしくて好きなコーディネートでした。


会社を出る時にこれ以上ないほどに身だしなみを整えて出たのに、
暑いし焦るし、不安だし・・・


ジワジワと汗ばんでくるのが分かりました。



そんな一瞬をスナップショットみたいにずーっと忘れず覚えてるんですよね、何故だか・・・



その彼、それまでもそれからも出会ったことの無いほど、
顔と声が私の好みだったんですよね。


で、話してみたら話も合うし・・・


まだ23歳の私には、年上の素敵な彼にしか思えませんでした。

彼の隣にいて恥ずかしくない女性でいたいと、随分自分磨きにも精を出したものでした。



だけど、彼とは共通の将来を見い出すことが出来なかったんです。

目指しているところの相違。


育成過程も随分違うように思いました。

今、付き合ってる分には楽しいけど、きっと長く一緒には居られない間柄、又は性格同士だったんです。
生活を始めちゃうと上手くいかない想像が付くんです。


だけど、楽しかったんですよ、一緒にいて・・・


私、当初は若くて違うことが分かりませんでした。
いえ、正確に言うと違いは分かっていたけど、この違いは一緒になることは難しいと分からなかったんです。


だけど、彼には分かっていたんですね。


数年の付き合いの後、私達は別れました。


私が京都に仕事で行かなければならなくなったことがきっかけです。


少しずつ大人になった私にも、あ~、この人は結婚出来る人じゃないな~って分かって来た時に京都への仕事の話が有りました。


私はその話に乗りました。


だって、このまま付き合っていても結婚する訳じゃないのに・・・

その当時は、私も一応人並みに結婚に夢を持っていたのですよ。


この人と付き合っていたら、幸せな結婚が出来ない。

婚期を逃すと思っていました。

(ま、将来、ここまで婚期を逃す想像は全くしてませんでしたけどね(^^;;)


だけど、どうしても別れられなかったんです。


好きだったんです。


というか、別れ話さえしたことないですからね。


だってこの上なく楽しかったから・・・

もちろん結婚の話もしたことない。


京都の話があった時に、物理的に離れれば別れられると思いました。

いえ、それしか別れる方法はないと思いましたね。



彼には東京を離れる前日まで、このことは伝えませんでした。


伝えた翌日に荷物のパッキングがほぼ終わって、あとは引っ越し業者が来るのを待つだけみたいなタイミングで彼が来ました。

あれこれ言われて引き止められたけど、
もう今更遅いって分かってる訳ですよ。


さようならで別れました。


彼が帰ってから一人で泣きました。



結局、私が京都に行ってその後も彼とは切れませんでした。


というか、好き同士は距離が離れても別れることなんて出来ないみたいです。


それに彼とはやっぱり縁があったような気がします。


京都に行ってしばらくは、連絡を取ることをずっと我慢してたんです。


あ~、あの人、今頃どうしてるかな~?

と思っていると、その直後に必ず電話がかかって来るんです。


何度も何度も何度も、そんなことが・・・


結局、数年かかって別れました。



その後、数年経ってからまたしばらく付き合うことになりましたが、
その時は、私も全く結婚に期待していなかったし、
何となくお互い寂しさを埋めあっていたような付き合いになりましたね。


だけど、堪らなく肌が合うんです。

というとイヤラシイ想像をされるかもしれません。

そうではなくて、肌が触れ合っていなくてもそばにいて安らぐんです。

別れた後にしばらくぶりに会ったときに、
あ~、この落ち着く感じ~、懐かしいわ~と思ったのが、再度付き合うきっかけになったと思います。

落ち着くところに戻ったって感覚がありました。


だけど、年数を経た私達は、余計に違いが広がっていました。


今思えば、お互い世間に揉まれて、傷ついて疲れた羽根を休め合った再度の付き合いの数年でした。



と、何故だか今日は、日頃殆ど思い出しもしない懐かしい昔の話を思い出し、
長々と綴ってしまいました。

こういうのは、寿命が終わる直前に記してみる的なネタだと思っていたのですけど、
何か今日は書いちゃいましたね(^^;;



今頃、彼が幸せになっていてくれることを願います。




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6 Comments

Yottitti  

NoTitle

いつまでも心に残るデートってありますね
傍から見ててもお似合いだと思うカップルが、うまくいかないこともあるもので・・・
Ekaterinaさんは当時からも大人で、流されずに格好いいなって思います
結婚って一生のもので、惰性や強要でするものではないです
相手の人生も思いやり、一生懸命頑張ってるEkaerinaさんはすごく輝いて素敵です
また、彼もきれいな思い出のまま、きっと心に残ってると思います
私がEkaterinaさんのお嫁さんにしてもらえればよかったかも~(笑)

2014/07/24 (Thu) 18:25 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt  

Yottittiさんへ

お恥ずかしい過去の話です。
既婚者の方ならば、こういった過去話を公開するのは躊躇われるところでしょうが、私は自由の身なもので^^;
私って残念ながら、頑固で我慢出来ないんですよ。我が道を行くなんです。
だから婚期を逃し、今では結婚する気なんて失せてしまってます・・・^^;
ある一瞬のスナップショットを思い出しただけなのに、筆が滑りそれ以上のことまで書いてしまいました。お目汚し失礼しました。

2014/07/24 (Thu) 19:22 | EDIT | REPLY |   

bonzofire  

NoTitle

そんな思い出があるだけでもうらやましい!少なくとも、デート前に僕のことを、それだけ思ってくれた女性なんていなかったと思いますね。
最も、僕は大学時代にフラレて傷ついてからは、常に一線をこえないよう、守る自分がいたので、当然と言えば当然ですけれどね。
これまた怒られるかもしれませんが、ぼくみたいな逃げまくり人生より、はるかに価値のあるお話だと思います。

2014/07/25 (Fri) 01:21 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt   

bonzofireさんへ

そんな風に仰っていただいて有難いです。

だけど、今はもう恋愛する気力が失せて、過去の話しかない寂しい女ですよ。

若い時に失恋すると臆病になりますよね。私も同じです。だけどbonzofireさんみたいに幸せを掴む人もいるわけで・・・奥様は、きっとbonzofireさんとのデートの前は、bonzofireさんで頭が一杯だったと思いますよ^ ^今もそうかも?・・・私は、男選びが下手なんだと思います。

2014/07/25 (Fri) 18:37 | EDIT | REPLY |   

さえ  

NoTitle

ん~ こういうお話を読むと何だかドキドキしますね。
東京をたつ前日に初めてそれを告げるなんて、ドラマティック!!!

未練とかではなく、ふとした瞬間に思い出す、みたいなことって
確かにある気がします。匂いとか空気感とか。

きっとお相手のかたも同じように、何気ない時にEkaterinaさんの
ことを思い出していたりしそうですね。

2014/07/26 (Sat) 19:25 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt  

さえさんへ

コメント有り難うございます♪

昔話の戯言です・・・^^;

何かのきっかけでふと思い出すことありますよね。匂いや空気感から記憶をたぐり寄せるって多いと思います。今回思い出したのは、この暑い空気感だったような気がします。

まあ、相手も記憶に有る限り、何となく思い出す事はあるのでしょうね・・・

2014/07/26 (Sat) 22:00 | EDIT | REPLY |   

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