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2017-10

美味しいイタリア旅12(3日目:ボローニャの斜塔とマッジョーレ通り) - 2017.07.20 Thu




ボローニャの旧市街のど真ん中には常に目立つ斜塔が見えていました。


DSC09555.jpg


遠くから見ると傾いている感じはないのですが、軽く傾いています。



メルカートのある食のエリアから少し歩いているとその塔が見えてきました。


DSC09464.jpg



塔の周囲ももれなくアーケード。


DSC09466.jpg



四方八方に伸びているといっても過言ではないこのアーケード群。ホント、歩きやすいし素晴らしいと思います。


DSC09476.jpg


日差しが当たらないっていうのは疲れ方が違って、とても観光しやすい街だと思いますね。



っていうか、このあたりに来てびっくりしたのが、もう中世そのまんまって感じの景観。


DSC09470.jpg



もうびっくりし過ぎて、口をポカンと開けて周囲を見回していたと思います。


DSC09472.jpg


DSC09473.jpg



塔が大きく見えてきました。高さ97メートルのアジネッリの塔。


DSC09467.jpg


15世紀までは、20メートル程度今より高かったとのことです。それでも現在、イタリアで一番高い斜塔だそうです。



背の高いアジネッリの塔ばかり見えていましたが、そばには背の低い48メートルのガリゼンダの塔もありました。


DSC09475.jpg


両方斜塔なのですが、背の低いガリゼンダの塔の方が傾き加減が大きいのが、写真からお分かりでしょうか。



写真の広角側の歪みではなく、2本の塔が傾き加減の違う斜塔であることを表現したく・・・


DSC09485.jpg



何枚も写真を撮ったのですが・・・


DSC09490.jpg



どれも写真の歪み程度にしか見えず・・・


DSC09491.jpg


何だかな~・・・といった出来具合。



2本の塔の足元だけ撮ってみたのが、この向かって左のガリゼンダの塔の傾き加減が分かる写真かも??


DSC09478.jpg


これらの塔は、共に12世紀初め頃のものだそうです。



DSC09492.jpg



12~13世紀頃には、ボローニャには100本以上の塔が乱立していたそうですよ。凄いお金持ちの街ということが分かりますよね。名前は所有者一族の名前が付いているそうで、防衛の他、自らの富と権力を誇示する為に高さを競い合ったそうです。

この低い方のガリゼンダの塔は、元々60メートルあったそうなんですが、14世紀の地震で傾き過ぎて崩壊の恐れから上部が取り壊されたそうです。一部だけ取り除くとか14世紀なのに凄い技術も持っていたのですね。

そして今現在は、20本ほどの塔が残っているそうです。第二次世界大戦では空爆を受けたそうですから、その時に失った塔もあるのかもしれませんね。残念なことです。



これもそのひとつかな~?2本の斜塔の辺りから撮った写真と記憶しているのですが、これもちょっと傾いていますよねぇ?


DSC09471.jpg



それにしても・・・まあ見て下さい。この中世っぷり。重厚な街並みでそのまんま昔話の舞台のようですよね。


DSC09487.jpg


戦争もあったのに、よくこれだけ修復しながら生活の中で保存してきたと思います。



この辺りで2本の斜塔の後ろ側に東に伸びるマッジョーレ通りの方に移動してみます。


後ろ側からの2本の斜塔。


DSC09494.jpg


あ、高い方の塔には上がれるらしいですよ、階段で。私は暑いし疲れるのが嫌だったので遠慮しました。



マッジョーレ通りは、古いポルティコ(アーケード)の残る通りということで、日差しを避けるにもちょうどいいし、ちょっと歩いてみました。


DSC09493.jpg



マッジョーレ通り沿いにあった教会。2本の斜塔のすぐ後ろにありました。


DSC09496.jpg


今写真を見ると、すっごい綺麗な教会なのに、もう観光に疲れていたのか、あまりよく見ていませんでした^^;



続くポルティコ。色んな個性の建物が繋がってポルティコを構成していて素晴らしいですよね。


DSC09497.jpg



このポルティコの歴史が気になり、戻ってから調べてみました。

いや実は、ボローニャはその昔、私の大好きな絹織物で成功した都市であったということを旅行の下調べをしている時だったかに知ったんですよね。

で、以前に行ったフランスのリヨンがやはり絹織物で成功した街で、旧市街の建物の1F(ヨーロッパで言うGF)部分に建物を通り抜けられるトラブールというトンネルみたいな通路が沢山張り巡らされて、絹織物を濡らさないよう運ぶ為だったとか、デザインなどを盗み見られない為だったというのを見ていたので、

「リヨンのトラブール」の記事

このボローニャのポルティコは、もしかするとやはり絹織物を濡らさず運ぶ為に作られ広がっていったのでは??といった想像をしながら楽しく歩いていた訳ですよ・・・



DSC09498.jpg



なんですが、このポルティコ、元々ボローニャ大学に集まってきた各地からの学生の住まいを通りの上に張り出すように増築したことから始まったということで、私の説は文字通り根拠なし・・・となった訳です。


ただ、調べている内に知ったのは・・・話は全然変わりますが、このボローニャもかつてはヴェネチアみたいに運河の張り巡らされた街だったということ。

それは、「え~!?」っていう驚きでした。今やその片鱗さえ見えない状態になっていますから・・・

で、更に調べていくと・・・旧市街の中に1箇所だけ運河が残されているところがあって、それは密やかに隠されるように存在しているのだそうです。

知らなかったので、残念ながら見逃しましたが・・・


ですが、この運河の存在の仕方がやはり絹織物をある意味隠す為のものだったとか・・・

というのが、お蚕さんから糸を取り、撚り、糸にしていく工程を水路の水車の動力で行っており、この製造工程を隠す為に隠蔽されたという歴史があるようなんです。

後世になってからは、下水道の下手な整備の結果、運河が悪臭を放つようになり、多くが埋められたり塞がれたりしたようですが。


で、この運河は川に繋がり、少し北の街、フェッラーラ辺りを経由してポー川に合流し、ボローニャで作られた様々な商品は、アドリア海方面まで運ばれ、交易が行われていたということなのです。


そして、このボローニャ、今日では世界的に有名なブランドであるランボルギーニ、マセラティ、ドゥカティ、ア・テストーニ、フルラ他などの発祥の地な訳ですが、この水路を使った動力で産業を発展させてきた伝統の上に立った実力を持つ街だった訳ですね。



DSC09499.jpg



ということで、私の間違ったポルティコの想像から運河の歴史、現在の工業都市としての顔も持つボローニャの産業までつながる壮大な”知る旅”をすることになった帰国後の1ヶ月でした。


やはり歴史は面白いということをも分からせてくれたボローニャでした。







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● COMMENT ●

ボローニャ、中世の香りがする素敵な街並みですね
そういえば関口知宏のNHKの旅番組でランボルギーニなどを紹介してたのを思い出しました
だから豊かで美しい街並みなのですね
絹も水があるところでは発展してたでしょうね
そのルーツに触れられて大きな収穫でしたね
イタリアはファッションも盛んなのは、やっぱり絹があってこそでしょうしね
いろいろ旅してると面白い発見がありますよね

Yottitti さんへ

こちらの街の保存状態はすごく良くて田舎ならいざ知らず、都市としてはかなりのレベルだと思いました。

暮らしが豊かなのは、生活水準が高いから、それは働き口があるということで、工業でも成功しているのは大きい理由でしょうね。
関口さんのあの番組、面白いですよね。

ファッションの方でも有名なイタリア、センスの良さと共に良い素材を持っているからなんでしょうね。

とにかく2年続けてのイタリア、今更ながら感心することばかりで、あっぱれな感じです^ ^



こんにちは。

歴史的な背景や、EkaterinaYoghurtさんの考察を交えての美しい写真たちをみると、自分の旅行記(写真集???)の薄っぺらさ(内容と写真ともに)に愕然とします(苦笑)。なるほど優雅な町だと思っていましたが、そういう歴史があったんですね。シティウオークのツアーにも参加したくせに全く聞いてなかったようです。再訪したい気持ちが急上昇中です。

確かに写真で2つの塔の傾きを表現するのは難しいですよね。実際結構傾いているので、最近イタリアも地震があるようだし大丈夫かと心配になります。っていか、ベネチアでも思ったんですが、イタリアの塔ってわりと傾き気味???。ピサの斜塔ばかりが有名ですが、斜塔は一杯あるのかも(笑)。

artyさんへ

artyさん、こんにちは^ ^

長々と結局間違った想像だったという文章にお付き合い下さり有り難うございます。
いつも行った後に知るということを繰り返しているにも関わらず、事前の下調べが甘く結局知らなくて見なかったということを繰り返しています。
私も絶対にまた行きたい街になりました、ボローニャ。
ちょっと暮らすように滞在してみたい場所です。

写真は難しいですよね。
二本の斜塔をどうやったら傾いていることが分かるように写せるかな〜?と思いながら、ちょっと離れてみるとか足を使うことを厭うので、ダメな写真しか撮れないです。

イタリアの斜塔の件。
今まで傾いているように見えた塔も気のせいかな?と思ってましたが、やっぱり傾いてるの多いですよね⁈
地盤強化をしっかりやっていないのでしょうかね?
地震も割合ある国なのに、何百年も結局倒れていないというのが凄いですよね。

重厚な街ってのがよくわかります。 戦災とかの影響もなかったんですかね?
へぇ、、ボローニャって、ボロネーゼ、大学、オペラくらいしか知りませんでしたが、
そんなに沢山のブランドの発祥地だったんですね。
ランボルギーニとか普通に走っているのですか??
塔の傾きは、腕じゃなくて、、相当高価なレンズじゃないと絶対歪みがあるので、、
普通のレンズでは難しいと思います。
こういった塔、教会とかであれば、フライングバットレスやアーチなどで重さを分散させることができますが、
ほとんど真四角の塔ですからね、、相当強い鉄のフレームが地中まで打たれているとかじゃないと、
逆に、今の時代までよくこの状態で立っているのが凄いんじゃないですか。。 
ものすごい技術だと思います。

こんにちは、

化粧品のお店、フレンツェだったんですね。ミラノに行くかもしれないと思い、
ガイドブックを買おうと書店にいきましたが、写真が乏しく、イメージできず、”これだったら、あの方のブログで見ていった方が役に立つ”と買わずに帰ってきてしましました(笑)

ミラノ、ほぼ散歩するだけなんですが、 古い町並みを見て見たいなと思います。

bonzofireさんへ

WW2の時に連合軍の空爆を受けたという歴史があるようなのですが、限定的なものだったのか?私が行ったところはかなり歴史を感じる重厚な街並みでした。よく保存されている街並みとして有名だそうなので、修復も従来の雰囲気に従って行われたのだろうと思います。

そしてボローニャの企業、私も知識がなかったので知ってから驚いた次第です。暮らしやすく生活レベルの質が良い街だそうですが、ランボルギーニがバンバン走っているという感じではなかったです。
食が良い、文化的な生活があり、自然に囲まれ、あくせくしない・・・といった精神的に豊かな(私が憧れる)街のように感じました。

そうか!写真の広角側の歪みはレンズの質によるのですね。広角レンズで撮れば、その歪み効果を利用して迫力のある画作りも出来るのと反対にこういった時は困るなあと思いながらでした。

斜塔は、ホント昔の技術でこれだけのものを作ったということ自体凄いですよね。傾いても崩れ落ちないというのも技術の表れですね。
昔あった沢山の塔、失くなった殆どが故意に崩したか戦災で失ったと思い込んでましたが、もしかすると技術力の差で保たなくて失くなったものもありそうですね。なので、今残っているのは本当に凄い!ということになりますね。

ぴきさんへ

ぴきさん、こんにちは〜^^

お?この夏はミラノですか?っていうか、ミラノに行くかも?ということはミラノの近郊へ?羨ましいです!!
ただ散歩するだけで楽しい古い町並み・・・たっぷり楽しんできてくださいね!
お写真、レポート楽しみにしてます♪


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