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小さな宝石箱シエナ2(バンキ・ディ・ソプラ通りを町歩き)

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シエナ2016



シエナのバス停に着いてからは・・・

いつも通りあまり調べることもなく、何となく気分で行きたい方に行ってみるというパターンでした^^;

で、私の歩いた通り・・・後で分かったのですが、その通りはシエナのメインストリート、バンキ・ディ・ソプラ通りだったようで、初めての町の町歩きとしては、ひとまず正解だったみたいです。


今回は、そのバンキ・ディ・ソプラ通りで撮った写真をアップしたいと思います。



バス停側から少し歩いて、まず着いたのがマッテオッティ広場。


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また少し歩くとすぐに雰囲気のある通りに出ました。


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この古い石壁が両側に迫っている細い道、少しカーブしているのが雰囲気があってなんとも言えません。



視界に見えたちょっと奥まったところにあった記念碑的なもの。


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こんな美術品みたいなレベルのものが、普通の町中にひっそりあるのがすごいですね。



こちらは後で知ったのですが、正面の黄色の建物も向かって右奥の建物も貴族の館だそうです。


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正面の黄色い宮殿は、16世紀に建てられたバロック様式のタントゥッチ宮、右奥の建物がスパンノッキ宮で15世紀のルネッサンス様式。



少し移動して角度を変えると上の写真の宮殿に囲まれているサリンベーニ広場の真ん中には銅像。こちらは17世紀の会計学者のサルスティオ・バンディーニの像ということです。


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銅像の後ろに見えているのは、先ほどの2つの宮殿の間に位置してサリンベーニ広場を囲む一画のサリンベーニ宮。

写真左下のアーチ部分にMonte dei Paschiという文字が刻まれていますが、この銅像の後ろのサリンベーニ宮は現在イタリアの大銀行のモンテ・ディ・パスキ銀行の建物だそうです。

モンテ・ディ・パスキ・ディ・シエナ銀行は現在経営難で、私が行った昨年11月の直後の12月に自力再建を断念してイタリア政府が債券の損失を穴埋めするという方針になっているとのこと。

ちょっと残念な状態の銀行ですが、モンテ・ディ・パスキ銀行は、1472年にシエナで創業した銀行で世界で一番古いと言われている由緒正しい銀行だそうです。

そういえば、このバンキ・ディ・ソプラ通りの”バンキ”とは、銀行という意味の”バンコ”の複数形とのことです。
このシエナ、ローマ時代から要衝の町だったものが、13世紀頃にはヨーロッパの金融の中心であったとのことで銀行が多かったのでしょうね。


これで分かりました!

シエナはきっと昔からお金の集まる町=お金持ちの町だったんでしょうね。だから身なりの良いオシャレな女性が多い・・・一つ前の記事をご覧下さい。→小さな宝石箱シエナ1(シエナのオバさまファッションコレクション)

こういった理由からなのでしょう。生々しい話になっちゃいますけど、オシャレするにもちょっとした余裕が必要でしょう?

世界遺産のこの町、奥が深いです。


通りを進んでみます。両サイドでは次々に歴史のありそうな立派な建物が現れます。

この建物の2階の窓ガラスを見て下さい!特に向かって左の2つの窓のガラスが見えやすいですが、これって現代のガラスじゃないですよね。


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昔のデコボコしたガラスが今も町中のメインストリートで現役。凄いことです。



脇道へ通じる入り口のアーチ。否が応でもその向こうに吸い込まれたくなるような魅力を持っていますね。


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ちょっとした建物の装飾。ただのアーチ窓で良さそうなのにアーチ上部のみ飾り付き鉄格子、その上のアーチを囲むレンガの上に細く彫刻のアートが施されていて細部まで無駄なほどの手の入れようです。


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建物の表通り側と脇道側で外壁デザインが異なっていました。表側は豪華な装飾付き、脇道側は豪華ではないけど、出窓やレンガを多用したり、出窓の上部も細く装飾が入っており、お金がかかってそうです。


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表側は、目立つ建物でした。こちらは目立つはずです。トロメイ宮といって13世紀の建物でシエナで一番古い貴族の館だそうです。


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フィレンツェでも思ったんですが、昔であれば高層であったであろう複数階建ての建物が、それこそひしめいている訳ですよ。


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通りに面して並んでいる訳ですよ。往時はどんな大都会だったんだろうって思いますよね。


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郊外の村や小規模な町の殆どが普通の”家屋”だったであろう恐らく何世紀もこの町はこんな高層ビル群だった訳でしょう。
現代の”都会”と”田舎”の比じゃないくらいの都会度だったでしょうね・・・

・・・なんてことを想像したりしながらの楽しい町歩きでした。



ここにも昔のまんま、馬を繋いでおく輪っかがそのまま残っています。


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またまた発見!ヨーロッパの町によくある渡り廊下。どこの国に行ってもちょっとした町では必ず見かけますね。


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こういった渡り廊下が好きなんです。今度、撮りためた写真で渡り廊下コレクションやっちゃおうかしら?昔の写真を引っ張り出すのに苦労しそう^^;



路地奥の立派な紋章。


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これらって何でしょう?旗章立て?お祭りの時などに飾り付けに使ったりするのでしょうか?とても興味があるのですが分からない・・・^^;


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路地のランプ。


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もうね~、ホント好き!、この雰囲気大好き!こんな町を訪ねられるってご褒美ですよね。


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トロメイ広場とサン・クリストーフォロ教会。とっても雰囲気がありますね~。その先の路地にも迷い込んでみたい~。


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トロメイ広場の狼像。2人の人間の赤ちゃんをお腹のところに配してお乳をあげているそうです。
シエナ国建国の言い伝えか伝説に出てくる狼でシエナのシンボルだそうです。


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交わる通りの全てに足を踏み入れてみたくなります。


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そうこうする内に見えてきたのは、商人のロッジア。


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こんなところで有力商人たちは会合を持ったのでしょうか。想像が膨らんで膨らんでしょうがない・・・



商人のロッジアの彫像の一つ。この建物の全ての彫像が、敵対するフィレンツェの方角を向いて睨みを利かせているという情報もありますが、本当でしょうか。


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試しに地図でフィレンツェの位置関係を見てみました。ここからほぼ北に位置していましたが、確かに建物の角度から考えるとお顔はほぼ北を向いているような気がします。


商人のロッジアの向かって左下にアーチが口を開いています。


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向こうは明るくて広いです・・・ちょっと行ってみましょう!^^









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8 Comments

ポケ  

シエナのメイン通りはカンポ広場を囲むように壁になっている通りだったでしょうか?
両脇にそびえる石壁がとても素敵だった記憶があります。
シエナは金融業で栄えた街なのですね。商工業都市とは違って、身分の高い人が多く住んでいたのでしょうね。
今でも身なりの良い人が多いのも納得です。
EkaterinaYoghurtさん、路地の細かな細工まで良く気が付いていらっしゃいますね。
街歩きを堪能されていますね~(^^)

2017/03/18 (Sat) 15:29 | EDIT | REPLY |   

rika3377  

こんにちは。
シエナも昔は大きな街ですごく栄えていたようですね。
私はシエナは午後、駆け足でチラッと見て回っただけです。
旧市街の街並、きれいですね。
下調べもなく、いきなり行ってしまったので少々後悔。
でも、また是非リベンジしてみたいです。

2017/03/18 (Sat) 22:30 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt   

ポケさんへ

そうです、カンポ広場を囲む壁の道とそこへ至る部分です。
素敵な石壁の町並みでしたよね〜^ ^

シエナは後で知ったのですが、金融の町だったとのことで、貴族も多かったでしょうし、貴族文化を伝え持つ人たちも多いならば、いろんな面でレベルの高い町と言っていいのかもしれませんね^ ^

カンポ広場まで普通ならば10分かからない道のりなのにおばさま定点観測含め1時間以上かかりました。
なのでたっぷり観察出来たと思います^ ^

2017/03/19 (Sun) 12:39 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt   

rika3377さんへ

こんにちは^ ^

シエナは予想よりも都会だったみたいで、殆どカンポ広場目的で行ったのですが、行ってみて石壁の道の素晴らしさに圧倒されました。
帰って来て調べてみれば金融の歴史を持った町ということで、改めて写真を眺めては納得といった感じです。

私も同じく殆ど下調べ無しに行きましたが、ちょっと時間をかけて楽しむのが良い町のようですね。
日帰りよりも一泊二日くらいあったらな〜と思いました。
お互い又行きたい町として課題にしておきましょうね^ ^

2017/03/19 (Sun) 12:46 | EDIT | REPLY |   

Yottitti  

同じトスカーナでも、まったくフィレンツェとは趣が違った重厚感のある素敵な中世の香りがする街並みですね
スペインのトレドとも違って、すごく魅力的です

シエナは金融街だったのですね
やっぱり高い建物が多いのも印象が違うのでしょうね
同じお金持ちでも、フィレンツェは華やかさにシエナは質実剛健な違いを感じます
ここは泊まって、ゆっくり周りたくなりますよね

2017/03/19 (Sun) 20:08 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt  

Yottittiさんへ

確かに似てるけど、フィレンツェとはまた少し違う感じです。
フィレンツェの方がダイナミックな建物が多く、シエナは町の規模と同様やや小ぶりな建物が多かったような気がします。
スペインのトレドの方が大聖堂や王宮以外は小ぶりだった印象が残っていますし、もうちょっと素朴な建物が多かったですかね・・・
シエナは金融の町だったとのことで、建物が重厚でお金がかかっている外観だと思いました。
反対にフィレンツェは、あれだけ華やかに見えてもお金持ちや貴族はいかに内部は華やかでも外観をお金持ちに見せないようにするかということに苦心した・・・と聞いたことがあります。民衆の反感を買わない為だったような・・・
そういった意味でもシエナとは違いますね〜^^
ここは1泊2日くらいで行ってみたいところだと思いました^^
Yottittiさんの行かれたピサも全然また雰囲気が違いそうですし、トスカーナ、行き甲斐のある町が沢山ですね^^

2017/03/19 (Sun) 23:43 | EDIT | REPLY |   

Bonzofire  

このシエナにせよ、フィレンツェ、アッシジ、トスカーナは個性溢れた街だらけですね。
もううろ覚えですが、旧市街に入って、二枚目の写真ような道をとぐろのようにくるくる回って行くと、
真ん中にあの有名なカンポ広場があったような、、
そして、あの二枚目の写真に写っているような旗をもったパレードに出くわしました。
写真も着眼点がいいですね。ぼくだったら、ほとんどなにも気付かずに終わっていそう。。
ぼくも、モンテ・ディ・パスキ銀行覚えています。イタリア最古の銀行、、って説明だったかな。。
まさか、今のようなことで再度、この銀行の名前を聞く事になるとは、、って感じです。

2017/03/20 (Mon) 00:13 | EDIT | REPLY |   

EkaterinaYoghurt  

Bonzofireさんへ

本当にトスカーナは個性に溢れた町が揃っていますね。
町と町の間にそう距離はないのにこれだけ個性があるってすごいことですよね。

ご記憶の通りカンポ広場は町の中心にあって、そこに至る路地はきっとどれも味わいのある路地なのだと思います。
私は何となく歩きましたが、後で振り返ればメインストリートだったようで、bonzofireさんが通られた道と同じだったのかもしれませんね。
パレードに出会われるとは!?それはラッキーでしたね。もしかして中世の衣装に身を包んでとかだったら私も出会ってみたかった・・・^^

モンテ・ディ・パスキ銀行・・・イタリア最古だと世界で最古と同義でしょうか!?←大雑把過ぎでしょうか!?
由緒ある銀行だけに現在のようなニュースを聞くのは残念ですね。

2017/03/22 (Wed) 12:51 | EDIT | REPLY |   

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