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2017-08

避暑地へGO!大山へ(植田正治写真美術館) - 2016.08.21 Sun




今回の大山への旅。

自然の中にどっぷりと浸かった大山観光の中で異質だったアクティビティの紹介です。



大山の麓に位置する写真美術館にも行きました。


地元の写真家、植田正治さんの作品を展示する美術館、「植田正治写真美術館」です。


DSC_3352.jpg



伯耆富士と言われる大山を真正面に拝むことの出来る美しいロケーションにありました。


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目の前はのどかな田園地帯、のびやかに米子平野が広がっています。


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これが美術館。


DSC_3364.jpg


田園の平野の中にポツンと立つこの美術館は、周囲の緑とよく調和して遠目にもとても美しい景観でした。
この美術館は、やはり山陰の生まれである高松伸さんという方の作品だそうです。

写真を見に来たのに、建築好きの私は(分かんないくせに^^;)この建物にもわくわくしてしまいました。この後紹介しますが、内部も仕掛けがあってとても素敵でした。



ところで、写真家の植田正治さんについて。


実は私、この地方を旅行することになるまで知りませんでした。
もう亡くなっている方なのですが、境港市の生まれの海外で非常に評価の高い写真家さんだったとのことです。

1913年生まれだそうなので古い写真家さんですが、演出写真というジャンルで特に有名になった方ということでフランスの文化勲章を受章されたりしていて、作品やご自身は日本よりもむしろ海外での名声の方が高いそうです。

ご自身は、米子市で写真館を開業しながらの写真活動だったそうで、あくまで「写真館のおやじ」として生涯アマチュア精神を主義として活動されていたそうです。


実は、私の泊まったホテルのオーナーは、この写真家をよくご存知だったそうです。
以前お商売をされていた時、隣で写真館を経営していたのがこの植田正治さんだったそうで、ただの「写真館のおやじ」くらいに思われていたそうです。

ホテルを開業してからあるお客さんに、植田正治さんの偉大さを再認識させられ、それまでリビングエリアに沢山置いてあった写真集や書籍の中には植田正治さんの写真集がなかったので、それをきっかけに購入して加えられたそうです。

作品は、美術館の中で撮影禁止だったのでここで紹介出来ないのが残念ですが、殆ど白黒で昔の日本とか懐かしい昭和が写し出されていて、そういうものを見たい向きにも楽しめますし、評価を得ていた演出写真も面白いと思わせるものでした。

歌手の福山雅治さんとも親交があったそうで、彼のCDジャケットの撮影をしたことをきっかけに写真をやる福山さんが師と仰いだ人なのだそうです。



と、ここまで説明が長かったのですが、この美術館の様子を紹介しますね。


エントランスからすぐの階段。ここだけで美しい空間ですでにウットリ♡


DSC_3309.jpg



敢えて現代的で無機質な空間から外を見ると豊かな緑との対比が美し過ぎて、空間そのものがアートです。


DSC_3316.jpg



置かれている椅子にもこだわっていますし、配置もGOOD!


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2Fのフロアでは、大きなガラス窓の向こうに水盤が。微風が水面を波立てているのが残念ですが、雲が写っています。


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あら~、ま~~~~・・・素敵!
大山を正面に水盤には逆さ大山が写し出されています。


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微風で水面が鏡面みたいになっていないのが残念!ですが・・・



見て!この空間美と向こうの大山の景色!


DSC_3340.jpg


ここに座ってず~っとじ~っと外の景色を眺めていました。無心になれましたね。



順路の中には空中通路もあって、この大山と建物の構造美の調和を”これ以上美しい場所はない”かと思わせるほど素晴らしい空間でした。


DSC_3341.jpg



後ろを向いたらこれですよ。まるで一幅の絵画でしょ。


DSC_3331.jpg



ガラスにはボウラーハットがプリントされた箇所が有りました。このボウラーハットがそれこそ植田正治さんの写真の象徴的なイメージです。


DSC_3318.jpg


この帽子を使って、大山Backに色々と工夫した写真(演出写真)が撮れそうですね。



周囲の美しい自然を取り込む工夫が至る所になされていて、この山陰をよく知っていて愛している人の作品ならではですね。


DSC_3348.jpg



エントランスに戻って来ました。この3つの椅子と切り取られた外の緑の景色が好き♪


DSC_3310.jpg



外に出てきました。外には屋外劇場としてコンサートなどにも使えそうな扇状階段が有りました。ちょっと小規模過ぎるかな?
この段々の斜面も建物からの繋がりが美しいですね。


DSC_3366.jpg



お迎えの車が来るまで美術館の前で正面の大山を眺めたり写真を撮ったりしながら待ちました。左下の田んぼのあぜ道に白鷺が飛んで来ました。見えますか?


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写真では魅力的にこの白鷺と大山を撮れなかったのですが、ちょっとした演出をしてもらったようで嬉しかったですね^^



決して大きな美術館ではないのですが、写真の他に大山(プラス逆さ大山)の景色をゆったりした美しい空間の中で楽しめて、とても素晴らしい約2時間をこちらで過ごしました。


いやこちらの美術館ね、館内に喫茶店とかカフェとかレストランが無いのですよ。
ちょっと自販機のジュースを買って飲める喫茶スペースはあるのですが、実に勿体ないと思いました。
この景色を眺めながら・・・を売りにちょっと美味しい喫茶とかカフェとか何ならレストランとかをやったら絶対良いと思うのに・・・と思ったんです。観光客は喜ぶよ~、きっと。

ただ地元の人には、この美しい景色は当たり前過ぎて、この景色を呼び水にって発想にはならないのかな?と思いました。

そして実はこの美術館、内緒なんでしょうけど経営はなかなか厳しいらしいんです。
だから集客の手段で喫茶を~・・・とか思いますが、そもそもそんなことをしても集客の手段にはならないのかもしれませんね。


・・・とは言いながら、こちらはお客さんが少ないのが良いとこなのだろうというのもあります。
私が行った時も広い駐車場に車は数台。館内にお客さんは数組しかいなくて、これが静かにこの空間美を楽しむことが出来た理由でもあると思います。
もしもわさわさ人が居たら、きっと私個人のこちらの評価も変わっていたと思います。

良いとこなんだからもっとお客さんが行けばいいのにと思いますし、ここの良さを楽しむならばお客さんは少ない方がいいし・・・と、ただの旅行者である私は勝手なことを言いますね^^;


ですが、こちら、絶対にオススメ!!きっと超有名なスポットではないのでしょうが、こんな全てが美しい場所・・・

「あまりにも美しくて」・・・世界には・・・どころか日本でまた一つ美しいところを見つけました^^


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● COMMENT ●

この美術館も有名ですよね。ぼくの行きたい美術館の一つです。それに、写真を見せてもらったので、
建築物的にも、金沢のより、こちらの方がはるかに魅力的に見えます。
写真家ももちろん、、福山雅治がきっかけですが、、ぼくも知ってます。
素晴らしい写真家だと想います。
一方、日本の地方で、これだけの美術館を運営していくのは難しいんでしょうね。
金沢みたいに観光地化された町の一部とかじゃないですからね。 
それに、椅子、、いいデザインですね。これも日本人の作家物ですか? 

植田正治さん、どんな写真を撮られてたのか興味がわきググっちゃいました~
自然の表現の仕方が、居心地が良くて、とらえ方が素晴らしいですね
何気ない写真なのに、訴えかけるオーラが半端なく、バランスがとっても素敵です
数々の入賞を果たし、著名な方とは知りませんでした

こちらの美術館の建物のセンスも素敵
景観を邪魔してなくてすっきりしていて好きな建物です
配置してある椅子もセンスが良いです
建物から見える大山、見事に考えられた設計、理想をかなえちゃった建物ですね
素晴らしい美術館、みなさんに教えてあげたくなります

素敵なところですね。

のんびりゆったり過ごせるミュージアムカフェがあれば
良いのに!と私も思うけれど、やはりそういうのは
よそ者ならではの発想なのかしらん。

週末だけでも地元のおしゃれカフェが出張営業とか
できないのかなあ(笑)。

植田さんという写真家初めて知りました。
美術館も立派で綺麗な建物ですね。
窓から見える大山はまるで富士のように美しいです。
地方にはたくさん素晴らしい景色や良い施設があったりしますが、やはり経営が良好というところは少ないのでしょうね。どうすれば地方の良さが分かってもらえるのか、人が来るのか、いつも考えさせられます。

bonzofireさんへ

あ〜、この美術館、bonzofireさんご存知だったんですね。さすがです!
写真ももちろん面白かったのですが、こちらは建築と借景の融合も楽しめるという2つの要素で楽しめる美術館でした。
21世紀美術館はそれこそ世界的に超有名且つ人気の建築家の作品だし、綺麗だな〜と思いましたが借景などの要素はなく、又お客さんも多いからちょっと不利かもですね^^ですけど、金沢という一大観光地の中にあるのはおっしゃる通り大いに有利!
たまたまbonzofireさんも今、地方の記事を書いていらっしゃるのでタイムリーですが、こちらの地方もやっぱり厳しいようです。
椅子は、この美術館の建築家、高松伸さんのらしいです♪素敵ですよね^^

Yottittiさんへ

わざわざググって調べて下さったなんて^^有難うございます♪
写真を生業にしているのと違って、「写真館のおやじ」としての生業を持っていて、アマチュア精神で”売れる写真”を意識しないで撮ることが出来たのが大胆な試みにつながって良かったのかな〜と思いながらの鑑賞でした。

写真作品の撮影が出来なかったこともあり、後で残った私の撮った写真は建物と周囲の景色の融合の写真ばかりで、今もどちらかというと建築と大山のことばかり思い出し印象に残っています。
とにかく素晴らしかったです。ここが自宅だったらいいのに〜・・・とか思ってしまいました^^;
椅子も素敵ですよね。同じく高松伸さんの作品らしいです。

さえさんへ

週末だけの出張営業、そのアイデア良いですね!^^
季節の良い時期なら屋外の扇状階段のあった庭とかでやったら良さそう♪
このあたりはそもそも喫茶店とかカフェ自体がなさそうだったので、需要がないのかもしれませんが、美術鑑賞抜きでもちょっとお茶が出来る場所っていう存在でもいいのではないかな?と思いましたが、やっぱり難しいのでしょうかね〜?

ポケさんへ

私も今回、初めて知った写真家さんでしたが、アマチュア精神でやってこられたということを知って、作品も親近感を感じるような気がして良かったです♪
美術館の建築もロケーションもコンセプトも良くて、写真と2倍楽しめちゃいました^^

地方にはこうやって素晴らしいところが沢山有りますが、ほんの一部の有名観光地以外はなかなか脚光が当たることがなくて大変そうですね。
ですけど、これからは海外からのお客さんが徐々に地方にも足を伸ばしてSNSなどで発信してくれることで、少しは違った流れになるのでは?とほのかに期待しています。
ですけど、結局は外需を期待するのではなくて地元で何とかしなければ本当の意味での再生は難しいのだろうな〜と思うのです。ヨーロッパの田舎町に行って、きちんと起承転結出来ている町を見て、地元民が自分たちの町を愛し大切にし盛り上げているのを見るにつけ、そう思うようになりました^^


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