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2017-08

美味しいイタリア旅19(4日目:ウルビーノ ドゥカーレ宮殿2) - 2017.08.11 Fri




ドゥカーレ宮殿内部、国立マルケ美術館部分の見学です。

宮殿内部と美術品が、6.5ユーロという安い料金で見学出来ます。



このドゥカーレ宮殿は、名君フェデリコ・ダ・モンテフェルトロ公の命によって建てたれた、イタリアのルネサンス期の宮殿で最も美しいものの一つということでとても楽しみにしていました。

あんまり覚えていない17年前の訪問でもとっても素晴らしかったという記憶があって、その記憶が本当だったのかどうか確かめることも楽しみの一つでした。


さて、この宮殿を建てたフェデリコ・ダ・モンテフェルトロ公ですが、小国ウルビーノの君主でありつつ、傭兵隊長としての一面も持ち、こちらの方では負けを知らない名将。
また大変な文化人でもあり、文学、建築、絵画、彫刻などの保護・振興に力を入れたことで、このドゥカーレ宮殿には、当時のアーティスト他、文化人が集まり、この時代にウルビーノの宮廷はヨーロッパで最も洗練されているとも言われるほど優雅なルネサンス文化を花開かせていたそうです。


そのフェデリコ・ダ・モンテフェルトロ公は、この人。


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ウフィツィ美術館に所蔵展示されているあまりにも有名なこの絵の人です。

槍試合で片目を失って、残った片目で視野を確保する為に鼻の付け根を削り取った為に角度の付いた鼻になっているとのことですが、これは史実でしょうか?と思います。


町ごと宮殿の形のような小な山間の町は、このルネサンス時代の繁栄から後世も美しい姿をそのまま残し、長らく理想都市として讃えられてきた、その中心がこのドゥカーレ宮殿です。



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増築や手直しを加えられながらも500年間もその美しさを保った宮殿の細部をご覧下さい。


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まさに「マルケの真珠」にふさわしい町の誉れ高い宮殿でした。


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モンテフェルトロ家の紋章は、鷹だそうです。


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高いところに位置している町を治めている一族に相応しいモチーフだと思いました。



彫刻だったりフレスコ画だったり、ありとあらゆる技法がふんだんにそこかしこに・・・


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この宮殿は現在、国立マルケ美術館にもなっているほど重要な建物なんですよね。絵画等の美術品も沢山有りました。


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こんな田舎の美術館ですが、さすがイタリアの国立!あんまり美術に詳しくない私でも知っている絵も所蔵されていました。作者のはっきりしない「理想の都市」。


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この町で生まれ育ったラファエロによる「貴婦人の肖像(黙っている女)」


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ここからは、とても興味深かった箇所を何箇所かピックアップしてご紹介します。


フェデリコ公の書斎。


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度肝を抜かされるような素晴らしい装飾の小さなお部屋でした。


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床から天井に向かって。


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天井に近い壁面の肖像画もさることながら・・・



目線の高さから下の素晴らしい木工細工の数々。これらはお部屋全体を覆っていて、立体に見えるものも全て平面上の細工なんですよ。


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このお部屋は、やはりこの宮殿の見どころだけにポツリポツリとしかいなかった宮殿内部の見学者でしたが、ここだけは混み合っていました。

このお部屋を気に入って、私、何度も何度も進路を戻って来てはこのお部屋に浸っていました。それこそ入り浸り状態(笑)

この書斎で時間を過ごしたであろう名君、フェデリコ・ダ・モンテフェルトロ公。この美しいお部屋で何を、どんなことを考えたり実行したのでしょうね。想像が膨らみます。



ふと見ると向こうに見えるすぐそばのお部屋はまた全く違った美しさ。


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小さな小さな礼拝部屋でした。


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漆喰細工の美しいこと、真っ白いことこの上なし^^



漆喰細工は他にも宮殿内のところどころに華やかに施されていました。天井たち。


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ついでに可愛らしい天使たちの装飾のついた暖炉。


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フェデリコ公の寝所だそうです。


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いい夢見られそうですね^^



この宮殿の窓から見える周囲の景色もまたこの宮殿見学の醍醐味だと思います。


宮殿の外側。町並みを見下ろす眺めだったり、周囲の緑の大地が見える眺めだったり・・・四季を通じて美しい眺めでしょうね。


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町側の眺め。


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目の前はドゥオモ。


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そしてこちら、「玉座の間」。大きな大きな大広間です。


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壁にはこれまた大きな大きなタペストリーがかかっていて全部で7枚。ラファエロの下絵によるものだそうです。


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タペストリーと人との対比でタペストリーの大きさとこの大広間自体の大きさが想像いただけるでしょうか。


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床の装飾。


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正直、17年前に見学したこの宮殿のことは、この大広間のことしか覚えていませんでした。


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よく覚えていた理由は、その時私達の他に誰もいなくて、その頃はまだ落ち着きがなかった身が軽やかだった私は、ちょっとステップを踏んだり手を広げて踊るように広々としたこの空間を一人占めして見学したことが、とても開放的で気持ち良かったんですよね。それで覚えていました。

今はもうすっかり身が重たくなって落ち着いた大人になったし、他に人もいたので、さすがにステップを踏んだりはしませんが・・・17年越しに何も変わらないここに2度来て、気持ちの持ちようも身体もすっかり変わった自分を見つめることになった・・・自分の内面と向かい合いことになった見学でした。



最後はステンドグラス。


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ありとあらゆる美しいものが集まったこの宮殿。
田舎の町にこれだけのものがあるとは到底想像出来ないようなレベルのものを沢山見ることが出来ました。


そういえば、こちらに来て、古い宗教画って意味分かんないって自覚したのもこの町だったと思い出したことを書き添えておきたいと思います(笑)



本当に美しいマルケの真珠、理想都市の中心的存在の見学でした。


次回の記事でこのドゥオモの素晴らしい外観全貌をお伝え出来ればと思います。


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